小学生低学年(1年生・2年生)から中学年(3年生・4年生)の子供との連絡手段に通話機能付きキッズスマートウォッチがおすすめです。スマホよりも使える機能が制限されたキッズスマートウォッチは、「うちの子にスマホはまだ早い」と感じる親御さんのスマホ以外の子供との連絡手段にぴったりです。肌身離さず身につけられる腕時計タイプなので、置き忘れや紛失の心配がありませんし、親からの連絡を見逃しにくいです。
今回の記事では、スマホを持っていない子供でも腕時計単体で親と通話出来るキッズスマートウォッチのおすすめ機種を紹介しています。また、通話機能付きキッズスマートウォッチのメリットや注意すべきデメリットも紹介しています。小学生の子供との連絡手段に便利に活用出来る通話機能付きキッズスマートウォッチを探しているお母さん、お父さんは是非参考に。
目次
通話機能付きキッズスマートウォッチとは
通話機能付きキッズスマートウォッチとは、スマホなしに時計単体で通話機能が利用出来る子供向けスマートウォッチのことです。スマホ同様に時計本体にSIMカードを差し込み、時計単体で音声通話やデータ通信を利用出来るようになります。まだ小さい子供にスマホを持たせるのは抵抗があるという親御さんに、スマホ代わりの連絡手段として通話機能付きキッズスマートウォッチが人気です。
Bluetooth通話機能付きキッズスマートウォッチとの違いは??
Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどのネット通販では、Bluetooth通話機能付きの子供向けスマートウォッチ(主に1万円以下の安い機種)が多数販売されています。Bluetooth通話機能と、通常の通話機能との違いは、スマホが必要かどうかの違いです。Bluetooth通話機能は、スマホの着信応答や通話、発信などを手元で代わりにする程度の機能なので、スマホを契約していることが前提ですし、屋外でもスマホを携帯している必要があります。つまり、Bluetooth通話機能付きの1万円以下の機種は、まだスマホを持っていない小さい子供に、スマホ代わりの連絡手段として持たせる商品ではありません。
通話機能付きキッズスマートウォッチのメリット
小学生の子供に、通話機能付きキッズスマートウォッチを持たせる主なメリットは、「子供といつでも通話出来る」、「カメラ付きならビデオ通話出来る」、「スマホと比べて使える機能が限定的」の3点です。
メリット①子供がどこにいてもいつでも通話が出来る
通話機能付きキッズスマートウォッチは、子供との連絡手段に便利です。携帯電話回線を利用しての音声通話や、データ通信を利用してのIP電話などで、いつでもどこでも子供と通話出来ます。小さい子供が家で一人でお留守番をしている時でも、子供が学校終わりに公園で遊んでいる時でも、すぐに電話連絡出来るので親としては安心です。塾や習い事の送迎で子供と待ち合わせするなんて場面でも便利です。子供にとっても、困った時にすぐにお母さんやお父さんに電話出来るというのは心強いはずです。
メリット②カメラ付きなら子供の顔を見て通話出来る
カメラを搭載した通話機能付きキッズスマートウォッチを選べば、音声通話だけではなく、ビデオ通話出来るのも魅力的です。職場や買い物先など子供と離れた場所にいてもすぐに子供の顔を見ながら電話出来るのでより安心感があります。子供の行動範囲が広がり、あちこちへ友達と出かけるようになっても、ビデオ通話なら子供が今どんなところにいるのか映像を通してすぐに確認出来ます。
メリット③スマホよりも機能が制限されるからスマホ以外の連絡手段に最適
連絡手段としてスマホを与えるとなると、子供がネット検索で変な情報を目にしたり、ゲームアプリばかりに夢中になってしまったり、SNSでよく知らない人と知り合ったりと、小さい子供を持つ親としてはいろんな心配が出てきます。でも、通話機能付きキッズスマートウォッチなら、スマホよりも出来ることが限定されるため、スマホはまだ早いと感じる親御さんも安心です。
通話機能付きキッズスマートウォッチのデメリット
スマホなしに時計単体で電話出来る通話機能付きキッズスマートウォッチは子供との連絡手段としてとても便利です。しかし、その反面、注意しておきたいデメリットもあります。通話機能付きキッズスマートウォッチの主なデメリットは、「購入価格が高い」、「月額料金がかかる」、「ライン通話が使えない」の3点です。
デメリット①本体価格が高め
端末本体にSIMカードを差し込む(或いは内蔵型のeSIMを利用する)ことでスマホのように時計単体で音声通話やデータ通信が出来る通話機能付きキッズスマートウォッチは、他のキッズスマートウォッチ(いわゆるおもちゃタイプ)と比べて本体価格が高めです。子供への誕生日プレゼントとしても人気の高い玩具としてのキッズスマートウォッチは5千円以下で買えるものも多いですが、親との連絡手段として使える通話機能付きキッズスマートウォッチとなると2〜3万円前後の費用がかかります。
デメリット②月額料金がかかる
通話機能付きキッズスマートウォッチは本体価格が高いだけではなく、月額料金もかかります。スマホ同様に音声通話やデータ通信を利用するためにSIM契約が必要になるためです。例えば、通話機能付きキッズスマートウォッチの代名詞的存在であるmyFirst Foneの専用SIMなら月額980円(無制限)、auのApple Watch向けSIM(ウォッチナンバー)なら月額385円(250MB)、楽天モバイルのApple Watch向けSIM(Apple Watchファミリー共有)なら月額1078円(250MB)の月額使用料がかかります。また、携帯電話回線を利用しての音声通話なら通話料金も発生します。
通話機能付きキッズスマートウォッチの月額料金を安く抑えるには、電話回線を利用しての音声通話ではなく、データ通信を利用してのIP電話を利用するのがおすすめ。
デメリット③LINE通話は使えない
通話機能付きキッズスマートウォッチなら、LINE通話が使えるかもと期待する人も多いですが、そもそもLINE通話に対応した機種はありません。子供とLINE通話を利用したいなら、スマホしか選択肢はありません。ただし、通話機能付きキッズスマートウォッチは、LINE通話同様にデータ通信で通話出来るIP電話に対応しているため、携帯電話回線の通話と違って通話料0円で通話が出来ます。
通話機能付きキッズスマートウォッチの人気メーカー
通話機能付きキッズスマートウォッチはどんなメーカーが人気が気になるところ。いつでもどこでも子供と電話出来る通話機能付きキッズスマートウォッチの人気メーカーは、シンガポール発の子供向けスマートデバイスメーカーであるmyFirst(マイファースト)と、iPhoneでお馴染みのApple(アップル)の2社です。Amazonや楽天市場などのネット通販には、中国メーカーの安い製品も多々ありますが、「契約したSIMが使えない」、「通話が出来ない」、「GPSが使えない」、「すぐに壊れた」などの不具合が多いため、myFirst FoneかApple Watchかを選んでおくのが無難です。
myFirst Fone(マイファーストフォン)
小学生向け通話機能付きスマートウォッチの代名詞的存在であるmyFirst Fone(マイファーストフォン)。マイファーストフォンは小学生をターゲットに作られたキッズ専用スマートウォッチであり、子供との連絡手段として非常に人気です。音声通話はもちろん、カメラを内蔵しているためビデオ通話も出来ます。チャット機能を備え、メッセージや定型文、絵文字、ボイスメッセージなどでもやりとりが出来ます。myFirst Fone専用SIMカード(又は内蔵eSIM)は、データ通信専用SIMなので通話の際に別途通話料が発生する心配がなく安心です。音声通話もビデオ通話もデータ通信を利用してのIP電話となりますが、データ通信も無制限なので使い過ぎを心配する必要もありません。
Apple Watch(アップルウォッチ)
小学生に持たせる通話機能付きキッズスマートウォッチとしては、myFirst Fone以外にApple Watch(アップルウォッチ)が有力な選択肢となります。Apple Watchにはファミリー共有機能があり、iPhoneを持たない子供のApple Watchを親のiPhoneで設定と管理が出来ます(もちろん親が既にApple Watchを使っていても、親のApple Watchと子のApple Watch両方を設定・管理出来ます)。Apple WatchはGPSモデルだと近くにペアリング済みのiPhoneがないとメッセージや通話を利用出来ませんが、GPS+Cellularモデル(いわゆるセルラーモデル)なら時計単体でメッセージ機能や通話機能が利用出来るようになります。
通話機能付きキッズスマートウォッチのおすすめ
myFirst Fone R1c
- 評判のmyFirst Foneのエントリーモデル
- 定価1.5万円以下で通話機能付きのコスパ最強モデル
- カメラ内蔵でビデオ通話も可能
- 気軽に連絡が取れるチャット機能あり
- 専用SIMカード付属
信頼出来るメーカーの中から、出来るだけ安く通話機能付きキッズスマートウォッチを買いたいという人には、子供向けスマートウォッチの大人気ブランドであるmyFirst Foneシリーズのエントリーモデルである「myFirst Fone R1c(マイファーストフォンアールワンシー)」がおすすめです。
myFirst Fone R1cの最大の魅力は、定価1.5万円以下の安い価格でスマホなしでの通話機能を備えたキッズスマートウォッチが買えるコスパの良さです。付属のmyFirst Fone専用SIMカード(月額980円)を使用することで、子供が家でお留守番中でも、公園へ遊んでいる最中でも、すぐに子供に電話をすることが出来ます。もちろん、子供もすぐに親へ電話をかけることが出来ます。myFirst Fone専用SIMカードはデータ通信SIM(携帯電話回線を利用しないデータ通信専用SIM)のため、何度電話しても通話料は発生しません。また、データ無制限で利用出来るので余計な心配がいりません。200万画素のフロントカメラを備え、ビデオ通話にも対応し、親も子供もお互いの顔を見ながら通話出来るのも嬉しいところです。
さらに、myFirst Foneシリーズは子供専用スマートウォッチとして開発されているため、ひらがら表示対応で小さい子供でも操作しやすいのも魅力的です。
myFirst Fone S3+
- myFirst Foneの中級機
- 子供も嬉しいおしゃれなスクエアデザイン
- 標準よりも広く映る広角カメラレンズを採用
- アプリでスピーディーに開通出来るeSIM内蔵型
- IPX8の優れた防水性を備え水遊びでも安心
大人気の小学生向けスマートウォッチであるmyFirstシリーズの中からおしゃれな機種を選ぶなら、R1c(エントリー機種)の上位機種にあたる「myFirst Fone S3+(マイファーストフォンエススリープラス)」がおすすめです。
myFirst Fone S3+の最大の魅力は、丸型デザインではなく、Apple Watchのようなおしゃれなスクエア型デザインのキッズスマートウォッチである点です。カラーリングも小さい子供に嬉しい華やかな配色です。ビデオ通話に使えるフロントカメラは標準タイプではなく広角タイプのカメラレンズを採用しているため、ビデオ通話の際に子供の背景(今どんなところにいるのか)も見やすくて安心です。データ通信による音声通話(IP電話)やビデオ通話以外に、テキストメッセージや定型文、絵文字、ボイスメッセージなどによるチャット機能も利用可能です。そして、SIMは物理カードではなく、もともと端末本体にSIM機能が埋め込まれたeSIM内蔵型となっているため、面倒な開通手続きも全てアプリ上でサッと済ませることが出来ます。
そのほか、広視野角IPSディスプレイを搭載し画面が斜めからでも見やすい、IPX8相当の耐水性能を備え水遊びでも安心して装着していられる点もS3+の魅力となっています。
myFirst Fone R2
- myFirst Foneの最新上位モデル
- 高精細AMOLEDによる明るくて綺麗な画面
- 広角500万画素による鮮明な映像によるビデオ通話
- 小さい子供でも簡単に操作出来るショートカット機能
- 男の子も女の子も嬉しい5色展開
小学生の子供を持つお母さん、お父さんから評判の高いmyFirst Foneシリーズの中から、最新の上位モデルを選びたいという人には、最高の機能性を誇る「myFirst Fone R2(マイファーストフォンアールツー)」がおすすめです。
myFirst Fone R2の最大の魅力は、最新スマホでもお馴染みの明るくて色鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用し、屋外の直射日光下でも屋内の薄暗い場所でも画面が綺麗に見えるところです。画面が綺麗なので、ビデオ通話の際には子供がお母さんやお父さんの表情がよく見えるようになります。フロントカメラはmyFirst Foneシリーズで最高の性能を誇る広角500万画素カメラを採用し、親も子供の表情をより鮮明な映像で見ることが出来ます。また、最上位機種限定機能として、よく使う機能を本体上部のスマートボタンに最大3個設定出来るショートカット機能(1回押し・2回押し・長押しの計3アクション)を備えるため、まだこういった製品の扱いに慣れていない小学校低学年の子にも安心して持たせることが出来ます。
さらに、myFirst Foneシリーズで一番カラー展開が多い5色展開となっているため、男の子も女の子もカッコいい又は可愛いデザインに大喜びしてくれるはずです。本体厚みは最も薄く、本体重量は最も軽い作りとなっており、着け心地も快適です。
Apple Watch SE(セルラーモデル)
- Apple Watchの入門機
- 親のiPhoneで子供のApple Watchを設定・管理出来る
- 携帯電話回線による通話品質の高い通話が出来る
- メッセージのやりとりが出来る
- 親が許可した相手としか電話やメッセージのやりとりが出来ないから安心
子供にも高性能なスマートウォッチを持たせたいという人には、セルラーモデル(GPS+Cellularモデル)を選ぶことでiPhoneなしで単独通話出来る「Apple Watch SE(アップルウォッチエスイー)」がおすすめです。
Apple Watch SE(GPS+Celllarモデル)の最大の魅力は、親のiPhoneで子供のApple Watchを設定・管理出来て、メッセージや電話が利用出来るところです。通常はApple Watchの利用にはiPhoneが必須ですが、Apple Watchのファミリー共有機能を活用することで、iPhoneを持っていない子供にもApple Watchを持たせることが出来ます。また、auや楽天モバイルなどのApple Watchファミリー共有向けプランを契約することで、子供のApple Watchにも電話番号を与えてApple Watch単体での通話が利用出来るようになるのです。もちろん、まだ小さい子供向けに、親側の操作で電話やメッセージのやり取り出来る相手を制限出来るので安心です。さらに、スマホの通常の電話アプリ同様に、携帯電話回線の音声通話が利用出来るため、データ通信のIP電話よりも通話品質が高いのも魅力的です。
そのほかにも、子供が学校にいる間は通知とアプリを制限出来るスクールタイムモードや、子供の居場所をチェック出来る探す機能、子供が学校を出たり家に着いたりしたり通知を受け取れる機能など、Apple Watchらしいたくさんの便利機能が備わっています。
通話機能付きキッズスマートウォッチのおすすめ全機種のスペック比較表
機種 | myFirst Fone R1c | myFirst Fone S3+ | myFirst Fone R2 | Apple Watch SE |
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画像 | ||||
販売ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | amazon |
発売日 | 2023年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 |
価格 | 14,800円 | 24,800円 | 29,980円 | 42,800円 |
本体厚み | 16.30mm | 14.75mm | 13.6mm | 10.7mm |
重量 | 53g | 55g | 48g | 26.4g(バンド除く) |
ディスプレイ | TFT | IPS | AMOLED | AMOLED |
画面解像度 | ? | ? | 360x360 | 324x394 |
防水 | IPX7相当 | IPX8相当 | IPX8相当 | 50メートル |
電池容量 | 580mAh | 650mAh | 650mAh | 245mAh |
カメラ | 200万画素 | 広角200万画素 | 広角500万画素 | - |
SIMカード | NanoSIMカード(付属) | eSIM内蔵 | eSIM内蔵 | eSIM内蔵 |
バイブレーション | - | ○ | ○ | ○ |
ひらがな表示 | ○ | ○ | ○ | - |
時刻表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
アラーム | ○ | ○ | ○ | ○ |
ストップウォッチ | ○ | ○ | ○ | ○ |
通知 | ○ | ○ | ○ | ○ |
メッセージ | ○ | ○ | ○ | ○ |
音声通話 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ビデオ通話 | ○ | ○ | ○ | - |
GPS | ○ | ○ | ○ | ○ |
活動量計 | ○ | ○ | ○ | ○ |
心拍計 | - | ○ | ○ | ○ |
睡眠計 | - | - | - | ○ |
音楽再生 | ○ | ○ | ○ | ○ |
写真撮影 | ○ | ○ | ○ | - |
電子マネー | - | - | - | ○ |
最後に:子供との連絡手段として、通話機能付きキッズスマートウォッチを活用してみよう!
小学生向けスマートウォッチであるmyFirst Foneシリーズや、Apple Watchのセルラーモデルなら、スマホを持っていていなくても時計単体で通話機能が使えるため、小学生の子供に連絡手段として持たせるのに最適です。腕に装着する腕時計タイプで肌身離さず身につけているので、キッズスマホのように置き忘れや紛失などの心配がなく安心です。また、カバンの中に入れっぱなしでメッセージや電話連絡などになかなか気づいてもらえないなんてこともなく、スムーズに子供とやり取り出来ます。これから小学校にあがる新一年生や、塾や習い事で送迎の待ち合わせの機会が増える子との連絡手段に、通話機能付きキッズスマートウォッチを是非活用してみましょう。