スマホ代わりに子供に持たせるキッズスマートウォッチの月額料金を安くしたいなら、SIMフリーキッズスマートウォッチを選んでみるのがおすすめです。SIMフリー機種なら、月額料金がほとんどかからない格安SIMを選ぶことが出来ます。今回の記事では、他社の安いSIMカードも利用出来るSIMフリーキッズスマートウォッチのおすすめ機種を紹介しています。子供の位置情報が分かるGPS機能や、子供と連絡出来る通話機能などを備えたキッズスマートウォッチを少しでも安く活用したいという親御さんは是非参考に。
目次
SIMフリーキッズスマートウォッチとは
SIMフリーキッズスマートウォッチとは、好きな通信事業者とSIMカードの契約をして、音声通話やデータ通信などを利用出来る子供向けスマートウォッチのことです。一般的なキッズスマートウォッチは特定の携帯電話会社や販売会社のSIMカードしか使えないことが多いのですが、SIMフリー機種なら、自由に他社のSIMカードを選ぶことが出来ます。SIMフリーキッズスマートウォッチは、毎月の支払額を少しでも節約したい家庭に人気です。
SIMフリーキッズスマートウォッチのメリット
格安SIMを含め、自由に他社のSIMカードを選べるSIMフリーキッズスマートウォッチには具体的にどんなメリットがあるのか。主なメリットは、「月額料金を安く出来る」、「音声通話プランを選べる」の2点です。
メリット①月額料金を安く抑えられる
SIMフリーキッズスマートウォッチの一番のメリットは、自分で格安SIMを契約し月々の支払額を安く出来るところです。販売会社が提供するSIMカードの月額料金が高いと感じる時に、別の会社の安いSIMカードを選べるというのは大きな魅力です。小学生も何かとお金がかかるので毎月の固定費となるキッズスマートウォッチの月額料金は少しでも抑えたいところです。
メリット②音声通話プランを選べる
SIMフリーキッズスマートウォッチなら好きな通信事業者の好きなプランを選べるので、データ通信のみのデータプラン(データSIM)だけではなく、データ通信と音声通話両方対応の音声通話プラン(音声通話SIM)も選べます。音声通話プランは、090・080・070から始める携帯電話番号が付与され、携帯電話回線を利用した音声通話が利用出来ます。通話時に30秒あたり○○円の通話料が発生しますが、データ通信を利用する通話(IP電話)よりも通話品質が高く、友達のキッズスマホとの通話も可能となります。
SIMフリーキッズスマートウォッチのデメリット
SIMフリーキッズスマートウォッチには注意しておきたいデメリットもあります。SIMフリー機種のデメリットは、「購入後すぐに使えない」、「正しく動作しない場合がある」の2点です。
デメリット①購入後すぐに使えない
SIMフリーキッズスマートウォッチは販売ページから端末本体を購入し自宅へ届いてもすぐに使えないのが大きなデメリットです。付属のSIMカードを使うならすぐにでも使えるのですが、他社のSIMカードを使うなら、携帯ショップへ出向いたり、オンラインでもSIMカードを送って貰ったりする必要があるため、開通して使うまでにどうしても時間がかかります。また、各社のSIMカードは基本的にスマホを対象にしているため、キッズスマートウォッチ向けの開通手続きのサポート体制が充実していないのも開通に時間がかかってしまう要因です。
デメリット②正しく動作しない場合も
SIMフリー機種は自由に通信事業者を選べるのがメリットですが、場合によっては契約したSIMカードが上手く認識されない、ネットワークに接続出来ない、一部機能が使用出来ないなど正しく動作しない場合もあります。そのため、SIMカードを選ぶ際は、購入予定或いは購入済みのキッズスマートウォッチの公式サイトにて公開されている動作確認済みの対応SIMカードをチェックしておくようにしましょう。大手キャリアや評判の良い格安SIMでも、上手く動作しない非対応SIMは意外と多いので要注意です。
SIMフリーキッズスマートウォッチの人気メーカー
好きな通信事業者のSIMカードを選んで使えるSIMフリーキッズスマートウォッチには、どんなメーカーがあるのか。基本的に、日本国内で販売されているSIMフリーキッズスマートウォッチで人気があるのは、myFirst社の子供専用スマートウォッチであるmyFirst Fone(マイファーストフォン)と、Apple社の子供向け設定ありのApple Watchです。Amazonや楽天市場などの通販サイトには、中国製の安いSIMフリーキッズスマートウォッチがいくつか販売されていますが、あまり口コミの良いものはありません。長く使うことを考えると、myFirst FoneかApple Watchを選んでおくのが無難です。
myFirst Fone(マイファーストフォン)
SIMフリーキッズスマートウォッチとしては、シンガポール発の子供向けスマートデバイスメーカーのmyFirst社のmyFirst Foneが有名です。myFirst社のSIMフリー機種は、IIJmio、BiC、eximo、ビッグローブ、y.uモバイル、Softbankシンプルスタイル4G、Y!mobile、LINEMOなどの中から好きなSIMカードを契約出来ます。もちろん、月額料金の安いデータ通信のみのデータSIMを選んでも良いですし、携帯電話回線での音声通話が利用出来る音声通話SIMを選ぶことも出来ます。また、最初の1ヶ月は無料で利用出来るmyFirst Fone専用SIMカード(myFirst FreeSIM)が付属されるので、専用SIMを活用すれば最初の1ヶ月間は月額料金がかかりません。専用SIMカードはデータ無制限の使い放題で月額980円とコスパが良いので、myFirst Foneの場合は付属のSIMカードをそのまま使い続ける人がほとんどです。
Apple Watch(アップルウォッチ)
Apple Watchは子供向け設定があり、親のiPhoneで子供のApple Watchを設定・管理出来るため、SIMフリーのキッズスマートウォッチとして活用している家庭も多いです。Apple WatchはeSIM内蔵型(もともと端末内にSIM機能が埋め込まれていて物理カードであるSIMカードの挿入が不要なタイプ)のSIMフリー機種なのですが、子供向け設定に対応しているのは、auのウォッチナンバーと楽天モバイルのApple Watchファミリー共有の2プランのみです。選べる通信事業者の選択肢はかなり限定的ですが、auは月額料金が385円と安く、どちらも親が契約しているキャリアがau又は楽天モバイルである必要性はありません。
SIMフリーキッズスマートウォッチのおすすめ
myFirst Fone R1c
- 子供専用キッズスマートウォッチのエントリーモデル
- SIMフリーで好きな通信事業者を選べる
- 1ヶ月間無料で使える専用SIMカードも付属される
- 子供の居場所が分かるGPS機能付き
- 子供と電話出来る通話機能付き
小学生の子供を持つ家庭に人気のキッズスマートウォッチメーカーの中から、本体価格がリーズナブルで、SIMカードも自由に選べるSIMフリーキッズスマートウォッチが欲しいという人には、myFirst社のエントリーモデルである「myFirst Fone R1c(マイファーストフォンアールワンシー)」がおすすめです。
myFirst Fone R1cの最大の魅力は、定価1.5万円以下で人気ブランドのSIMフリーキッズスマートウォッチが買えるコスパの良さです。SIMフリーであるため、格安SIMを選んで月額料金を安く済ませることが出来ます。また、本体購入と同時に初月無料のmyFirst Fone専用SIMカードが付属されるため、最初の1ヶ月は月額料金がかからないでGPS機能や通話機能などを使うことが出来るのも魅力的です。機能面では、端末本体にGPSセンサーを内蔵し、子供の居場所を確認したり、子供の移動履歴を確認したりと、見守りGPSとして便利に活用出来ます。そして、メッセージ機能や音声通話機能、ビデオ通話機能もあり、子供との連絡手段としても便利に使用出来ます。
myFirst Foneシリーズは小学生の子供を持つ家庭に人気があり、価格抑えのR1cは非常に人気のある機種であるため、SIMフリーのキッズスマートウォッチ選びに迷ったら選んでおいて間違いありません。
myFirst Fone S3
- myFirst FoneのSIMフリーの上位モデル
- 付属のSIMでも好きな通信事業者のSIMでも使える
- Apple Watchのようなオシャレなスクエアデザイン
- 広角カメラを搭載しビデオ通話の映像が見やすい
- 心拍数モニタリングを搭載し子供の体調変化にも気づきやすい
子供専用キッズスマートウォッチであるmyFirst Foneシリーズの中から、SIMフリーの上位モデルを選ぶなら、エントリーモデルにはない機能を多数搭載した「myFirst Fone S3(マイファーストフォンエススリー)」がおすすめです。
myFirst Fone S3の最大の魅力は、おしゃれなスクエアデザインの高機能モデルである点です。Apple Watchのようなスクエアデザインを採用し、子供が喜びそうな華やかなカラーリングとなっています。機能面では、myFirst Foneの定番機能であるリアルタイムGPS追跡や、セーフゾーン(子供が設定エリアを越えた際に親に通知が届く機能)、ワンタッチSOS(子供が親にSOS発信出来る機能)、メッセージ、音声通話、ビデオ通話などを搭載。フロントのカメラは標準よりも広い範囲が映る広角仕様となっているため、子供とのビデオ通話の際に子供の様子やその周りの雰囲気がより見やすくなっています。
さらに、エントリーモデルにはない、心拍数モニタリングや好きな声を登録出来るカスタマイズアラーム、子供が喜ぶ動く文字盤のアニメーション文字盤などの機能も備えています。
Apple Watch SE(セルラーモデル)
- Apple Watchの一番安く買える入門機
- 親のiPhoneで子供のApple Watchを管理出来る
- 携帯電話回線の音声通話が利用出来る
- メッセージでもやり取り出来る
- GPS機能で子供の位置情報を共有出来る
子供に持たせるSIMフリーキッズスマートウォッチとしてApple社のApple Watchを選ぶなら、Apple Watchシリーズの中で一番安く買える「Apple Watch SE(アップルウォッチエスイー)」がおすすめです。
Apple Watch SE(セルラーモデル)の最大の魅力は、月額料金385円(auのウォッチナンバーの場合)の安い価格でGPS機能や通話機能が使えるところです。Apple Watchの子供向け設定の契約プランは基本的に音声通話プラン(データ+音声通話)であるため、安い月額料金で携帯電話番号が付与され、通話品質の良い携帯電話回線の通話が利用出来ます(別途通話料発生)。機能面では、世界各国の衛星即位システムに対応したGPS機能を搭載し、精度の高い位置情報を取得出来ます。特定の場所を出発したり、到着したりしたら通知を受け取れる機能もあり便利です。また、メッセージや通話で、子供と連絡を取ることも出来ます。
Apple Watchは大人にも大人気のスマートウォッチであり、高性能なスマートウォッチとなっているため、子供が少し大きくなっても長く便利に活用出来るのも魅力的です。
SIMフリーキッズスマートウォッチのおすすめ全機種スペック比較表
機種 | myFirst Fone R1c | myFirst Fone S3 | Apple Watch SE |
---|---|---|---|
画像 | |||
販売ページ | 公式サイト | 公式サイト | amazon |
発売日 | 2023年 | 2024年 | 2022年 |
価格 | 14,800円 | 24,800円 | 42,800円 |
本体厚み | 16.30mm | 14.75mm | 10.7mm |
重量 | 53g | 55g | 26.4g(バンド除く) |
ディスプレイ | TFT | IPS | AMOLED |
画面解像度 | ? | ? | 324x394 |
防水 | IPX7相当 | IPX8相当 | 50メートル |
電池容量 | 580mAh | 650mAh | 245mAh |
カメラ | 200万画素 | 広角200万画素 | - |
SIMカード | NanoSIMカード(付属) | NanoSIMカード(付属) | eSIM内蔵 |
バイブレーション | - | ○ | ○ |
ひらがな表示 | ○ | ○ | - |
時刻表示 | ○ | ○ | ○ |
アラーム | ○ | ○ | ○ |
ストップウォッチ | ○ | ○ | ○ |
通知 | ○ | ○ | ○ |
メッセージ | ○ | ○ | ○ |
音声通話 | ○ | ○ | ○ |
ビデオ通話 | ○ | ○ | - |
GPS | ○ (GPS/A-GPS) |
○ (GPS/A-GPS) |
○ (GPS/GLONASS/Galileo/QZSS) |
活動量計 | ○ | ○ | ○ |
心拍計 | - | ○ | ○ |
睡眠計 | - | - | ○ |
音楽再生 | ○ | ○ | ○ |
写真撮影 | ○ | ○ | - |
電子マネー | - | - | ○ |
最後に:SIMフリーキッズスマートウォッチを選んで、安い月額料金でGPS機能や通話機能を活用しよう
SIMフリーキッズスマートウォッチの魅力はなんと言っても、数ある通信事業者の中から安いSIMカードを選んで月額料金を安く抑えられるところです。GPS機能や通話機能が利用出来る高性能なキッズスマートウォッチの場合、本体価格が高いだけではなく、月々の支払額も高いなんてこともありますが、SIMフリーの機種なら月額利用料の高いSIMカードに縛られることなく、格安SIMも選べるので安心です。是非、SIMフリーキッズスマートウォッチと格安SIMとの組み合わせで月額料金を安く抑えつつ、便利なGPS機能や通話機能を活用してみましょう。